相続登記しないまま放っておくと……?

こんにちは。新潟で相続登記、相続放棄、遺産整理手続きを行っております司法書士法人トラストの横田と申します。

 

相続登記はなんだか面倒だし今は義務ではないし、

このままにしておいてもいいかなあ?

このようにお考えの方も多いのではないでしょうか? しかし相続登記を行わないでいると想像以上の手間がかかってしまうことがあるかもしれません。

2024年を目途に相続登記義務化に関する改正法が可決されたことは記憶に新しいですが、相続登記をせずに放っておくと具体的にはどのようなことが起こりうるのか、事例を交えてお話したいと思います。

 

今回解決した事例は、昭和50年に亡くなった方の相続登記です。

その不動産は長い間空き家となっており、倒壊の恐れがあり危険だと新潟市役所から相続人宛に指導の手紙が届いていたそうです。
※空き家のリスクについてはこちらご参照ください。

亡くなられてすぐに手続きを行っていれば、配偶者と前妻とのお子様6名の計7名で協議を行えばよかったのですが、亡くなられた昭和50年から手続きまでの間に相続人であった方も何名か亡くなられ、数次相続が多数発生していました。配偶者であった後妻さんも亡くなられており、その方にはお子様がいらっしゃらなかったため、後妻さんのご兄弟・甥姪の方も相続人となり、とりわけ相続人が多くなりました。その数なんと29名…!

29名の方々と連絡をとり遺産分割協議をまとめていただき…
ご依頼者様に多大なるご協力をいただき、相続登記を行うことができました。

 

今回のように、これほど多い相続人の皆様と連絡がとれ、ご協力いただけることはとってもレアケースです。
ご相続人が多数いらっしゃると、連絡が取れなかったり、お身体やお気持ちの面でご協力いただけない方がいらっしゃったりするものです。

 

時間が経てば経つほど相続人が増え、手続きが煩雑になってしまうケースがあります。
ご相続が発生しお気持ちの整理がつかず、なかなかお手続きに踏み切れないこともあるかと思いますが、すみやかにお手続きされるをおすすめいたします。

相続登記についてのご相談は年間300件を超える実績のある司法書士法人トラストへご相談ください!

 

 

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