遺品整理で見つかった株式の書類
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2021年5月14日
こんにちは。新潟県で相続登記や銀行の相続手続き等をお手伝いしております、司法書士法人トラストの横田です。
こちらの書類
亡くなったお姉さまの相続手続き諸々が完了し、お姉さま宅を売却するため遺品整理をしていたところ、
ペラリと発見されたそうです。株式に関する書類はこの他には見当たらなかったとのこと。
株式会社名と株主番号、そしてご所有の株数の情報しかなく、本当に亡くなった方の財産どうかも分からず、
そもそもこの株式をまだ保有しているのかもわからず、という状態でのご相談でした。
このようなケースは、まず証券保管振替機構での調査を行い、この株式を預かっている会社を確認します。
今回は、小田急電鉄の株主名簿管理人である三井住友信託銀行証券代行部の特別口座にて全株管理されていました。
株式併合等により株数の変動がありましたが、単元株でしたので証券代行部での買取はできません。
任意の証券会社で換金用の証券口座を作成した上で移管、売却のお手続きを行いました。
結果的に、約120万円の株式売却金と、未払配当金のうち受取が可能だった配当金を、
遺産として相続人様にてお分けいただくことができました。
ただの紙切れと見逃してしまいがちですが、調査をしてみると思わぬ財産である可能性があります。
株式は管理されている状態によって手続きの方法が多岐にわたります。
また、株式の手続きは時間がかかることが一般的です。最適な手続き方法を選択しないと、倍以上の時間がかかってしまったり、手続き漏れが発生してしまったりすることがあります。
司法書士法人トラストなら豊富な経験から上場株式の相続をお手伝いいたします。上場株式の相続お手続きでお困りの際はご用命ください。
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